釧路湿原国立公園は日本最大の湿原及びその湿原を取り囲む丘陵地により構成されています。
今も原始的な自然環境が残されており、湿地の大部分はヨシやスゲで覆われ、
ハンノキ林が点在し、蛇行した河川が流れています。
さらにタンチョウなどの希少な動植物が生息しています。
遊歩道や展望台から、またカヌーを漕ぎながら、1年中素晴らしい景観を堪能することができます。
釧路湿原の約30%が鶴居村区域
タンチョウで知られる鶴居村は、その全域が釧路湿原の上流にあります。そこには、阿寒山麓から流れ下る渓谷と深い森、中流に広がる美しい酪農景観、下流部の広大な湿原などの風物に加え、高品質で知られるチーズなどの「食」の楽しみや、さまざまな自然再生の取組など、人の暮らしと湿原・野生生物の接点の歴史と物語があります。
温根内ビジターセンター
木道コースを歩きながら湿原を楽しめるスポット!
JR釧路駅からも、たんちょう釧路空港からも車で約35分の距離にある、手軽に湿原を楽しめるスポット。道道53号線沿いにある広い駐車場から3分ほど歩いたところにあるビジターセンターは、湿原に生息する動植物の解説や、季節の見どころが展示されています。ビジターセンターからは全長3.1㎞、約1時間半でぐるりと1周できる木道のコースが設けられ、四季折々の湿原の姿を楽しむことができます。
釧路湿原がかつて海に覆われていた頃、岬であったことからその名がついています。標高が高く、釧路湿原のスケールと釧路川流域の川の美しい蛇行が充分に堪能できます。釧路湿原の数ある展望スポットの中でもその眺望は別格で、多少時間をかけてでも行ってみる価値は大いにあるでしょう。
(注意)天然記念物区域であり、民有地であるため立ち入りには文化庁と地主の許可が必要です。詳しくは鶴居村教育委員会(電話番号.0154-64-2050)までお問い合わせいただくか、鶴居どさんこ牧場の湿原探勝会をご利用ください。
釧路湿原の特別保護区域に指定されかつて1920年代絶滅したかと思われたタンチョウが再発見された場所の一つ。長い間、人を簡単に寄せ付けないゆえの湿原の聖域と謳われる場所でもあります。チルワツナイ川の蛇行は水の大地釧路湿原の核心。その絶景と圧倒的な川の蛇行の美しさは言葉を失うほどです。馬か徒歩でしか行くことは出来ませんが、これも釧路湿原国立公園のひとつの姿です。
(注意)天然記念物区域であり、国有地であるため立ち入りには文化庁の許可が必要です。詳しくは鶴居村教育委員会(電話番号.0154-64-2050)までお問い合わせいただくか、鶴居どさんこ牧場の湿原探勝会をご利用ください。